三重県指定伝統工芸品 | ||
三重県では、全国に誇りうる優れた伝統工芸のうち、産地規模が小さいために国の指定を受けることができない工芸品を「三重県の伝統工芸品」として指定しています。 |
提灯は昔から照明用器具の一つとして祭礼用、装飾用に生産されており、伊勢ではおもに御神燈類が多く作られました。神宮の御遷宮が長く行われてきたことを考えるとかなり古くからあったのではないかと推測されますが、由来は詳(つまび)らかではありません。戦後、伊勢には十数軒の製造元がありましたが、現在は伊勢神宮御用達である岩田提灯店一軒のみ。同店の創業は嘉永五年(一八五二)。工房では糸で竹ひごを結んだり、美濃紙を一枚ずつ丁寧に張り合わせていく作業が間近で見られます。
提灯には円筒形、丸型、棗型(なつめがた)、長型、柿の実型、盆用提灯などの種類があります。
伝統工芸品名 | 提灯(ちょうちん) |
使用時代 | 江戸末~現在 |
使用材料 | 竹ひご・桧(ひのき)・和紙・糊・顔料・膠 |
特徴 | 円筒形・丸型・棗(なつめ)型・柿の実型・盆用提灯 |
代表者氏名 | 住所 | 電話番号 |
岩田茂男 | 三重県伊勢市船江2丁目4-19 | 0596-28-3041 |